バルケッタFカスタム150DHレビュー|約24,000円でフォールレバー・カウンター・防水が全部揃う、コスパ最強のイカメタルリール

タックルレビュー

バルケッタFカスタム150DHレビュー|約24,000円でフォールレバー・カウンター・防水が全部揃う、コスパ最強のイカメタルリール

イカメタルを始めるにあたって、リール選びで迷ってる人は多いと思う。

カウンター付きか否か、フォールレバーは必要か、どのメーカーで揃えるか。俺も同じように迷った。

結論から言う。バルケッタFカスタム150DH、買いだ。

24,000円前後でカウンター・フォールレバー・Xプロテクト(防水)・HAGANEボディが全部入ってくる。「プレミアムまではいらんけど、BBをメインには使いたくない」という層に刺さりすぎる一台。


なぜバルケッタFカスタムを選んだのか

きっかけはセフィアリミテッド メタルスッテ UK-B62-GSを買ったことだ。

シマノのイカメタル専用ロッドの最高峰。10万円のロッドに合わせるリールとして、せっかくならシマノで統一したかった。

カウンター付きという条件で絞ると、候補は3択になった。

機能バルケッタBBバルケッタFカスタムバルケッタプレミアム
実売価格約12,000円約24,000円約32,000円
自重(150DH)約235g225g220g
フォールレバー
カウンター
HAGANEボディ
Xプロテクト(防水)
マイクロモジュールギア
Ci4+サイドプレート
レベルワインド連動
カラーオレンジ強めマットブラックシルバー系

バルケッタBBは、実は持っている。

150DHHGをサブ機として買った。ただ、ほぼ使っていない。

理由は3つ重なっている。オレンジのアクセントカラーが強くてセフィアリミテッドと並べるとちぐはぐに見える、Fカスタムばかり使うので出番がない、そもそもFカスタムに不具合が起きたときの保険として買ったので封印状態が続いている。

機能面でもフォールレバー・HAGANEボディ・Xプロテクトが省かれており、「メインで使いたい」とはならなかった。サブ機として割り切るなら価格は魅力だが、デザインで毎回手が止まる。

プレミアムはオーバースペックだった。

プレミアムがFカスタムより優れている点は主に3つ。マイクロモジュールギアによる滑らかな巻き心地、Ci4+サイドプレートによる約5gの軽量化、そしてライン放出時のレベルワインド連動だ。

マイクロモジュールギアはタイラバのように延々と一定速で巻き続ける釣りなら差が出る。ただ、イカメタルは基本的にシャクリ→フォール→巻き上げの繰り返しで、ゴリゴリ巻き続ける釣りではない。巻き続けるシーンでの微妙な差より、フォール速度の制御やタナ管理のほうが釣果に直結する。

価格差は約8,000円。その差を出す機会が俺の釣りスタイルではほぼないと判断した。

カラーもプレミアムはシルバー系で、黒と暗い赤で締まったセフィアリミテッドとは合わない。Fカスタムのマットブラックのほうが断然しっくりくる。

ということでFカスタムに決定した。

次に番手選び。DHのノーマルギア(150DH)かXG(150DHXG)か。

決め手は巻き上げ長だ。

モデルギア比巻き上げ長3シャクリでの巻き上げ
150DH6.969cm/回転約207cm
150DHXG8.181cm/回転約243cm

イカメタルでは3シャクリで1.5〜2.0mほど巻き上げたい。ノーマルギアの3シャクリで約207cm、ほぼ狙い通りだ。

XGだと3シャクリで約243cm。タナを通過するのが速すぎて、イカがいる棚が狭い場合シャクっているうちに通過してしまうのが心配だ。手返しよく数を稼ぎたい人はXGという選択もあるが、タナをじっくり通したい派にはノーマルギアのほうが合う。俺は150DHを選んだ。


スペックと主要機能

シマノ 25バルケッタFカスタム 150DH(右)主要スペック

項目数値
ギア比6.9
自重225g
最大ドラグ力5.5kg
PE糸巻量0.8号-400m、1号-330m
最大巻上長69cm/回転
ハンドル長55mm
実売価格約24,000円

この価格帯でXプロテクト(防水)とHAGANEボディ(アルミフレーム)が入ってくるのは正直驚いた。船上で海水をかぶる釣りをする以上、防水は必須条件だ。


実際に使ってみた感想

巻き心地・基本性能:普通にいい

数回イカメタルで使ったが、巻き心地は滑らかでストレスなし。X-SHIP搭載でギア精度が高く、ノイズも少ない。「すごい!」という感動はないが、「普通にいい」という安定感がある。

釣具において「普通にいい」は褒め言葉だ。安いリールほど粗が出る。

カウンター機能:あって良かった

タナ取りに直結するので必須。水深が読めるだけで釣果に差が出る。イカメタルはタナを外したら釣れない釣りなので、カウンターなしは今となっては考えられない。

フォールレバー:正直まだよくわからない

フォールレバーも一応試した。フォール速度を指ではなくレバーで調整できる機能だが、正直これで釣ったという実感がまだない。

なくてもいい気がしている。ただ、それは俺の使いこなしが足りていない可能性もある。今後の釣行で検証を続ける。

重さ:気になるが許容範囲

自重225gというのが唯一のひっかかりポイントだ。

比較のために、俺はDAIWAのティエラAir IC 100H(165g)も持っているが、両者の差は60gある。

60gというのを感覚で伝えると、板チョコ1枚分の差だ。食べたら消えるくらいの重さで腕が終わるなら、それはリールより先に体を心配したほうがいい。ただ、実際にイカメタルで使っていて疲労に直結しているかというと、正直よくわからない。

長時間釣行での疲れは、重さより波の揺れや睡眠不足のほうがよっぽど効いてくる。225gで夜が明けてもふつうに釣れていたので、現時点ではそこまで気にしていない。


こんな人に買い/見送り

→ 買い

  • イカメタル・タイラバ入門〜中級者でコスパ重視の人
  • セフィアリミテッドなどシマノロッドと統一したい人
  • プレミアムに32,000円出す気にはなれない人
  • 防水性能(Xプロテクト)を必須条件にしている人

→ 見送り

  • とにかく軽量リールにこだわりたい人(165g前後のティエラAir IC等を検討)
  • フォールレバーをフル活用できる上級者でプレミアムとの差が気になる人

まとめ

バルケッタFカスタム150DHは、「必要な機能が全部入って24,000円」という一言に尽きる。

フォールレバーについてはまだ使いこなせていないが、カウンター・防水・剛性は実釣で十分機能している。バルケッタプレミアムに32,000円出すほどではないが、BBでは物足りないと感じている人には迷わず勧められる。

シマノのイカメタルタックルで一式揃えるなら、このリールは選択肢に入れておいて損はない。

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